KD-A5は諦めた
GWに買ったジャンクのビクター カセットデッキKD-A5を色々試してました。
高校入学時に買ってもらったカセットデッキなので出来たらまた欲しいと思っていた。
ま、結果はダメ。
動作チェック。
動作チェック。
ランプ関係は全部点灯。(録音やポーズも)
扉の開閉が激遅い。見るからにあちこちグリス塗りたくり。
再生・・・動かない。が、一瞬でも巻き戻しや早送りにしてからだと動く。そこからは無問題。
再生スピードは・・・あれ?一聴した感じ普通。
店で試した時は遅かったのは固着でもあったか?
開けてみる。
KD-A6と似ているようで違う。
既に弄られた跡が有る。
動きださ無いのは、良く有るカウンターのベルトの緩みかと思ったがどうもそうでは無さそう。
メインのベルトは無事そう。ビクターのベルトって凄いね。
あちこち塗り過ぎなグリスを取る。必要そうな所はシリコンオイルを足す。
(プラ部品に普通のグリスとか勘弁して欲しい)
大分掃除と給油をしたんだが扉の開閉は余り変わらず・・・まぁコレはいいわ。
動作検証に再生していると1時間位からモーターから『キュキュ』って音が・・・
2時間程すると「キュ〜〜〜〜」と耳に付くようになって3時間も経つとちょっと耐えられない音量に。
ハイ、モーター終わってます。
モーター外してバラし、整備すれば使えるかもしれんがそんなスキル無し。
軸の根元にシリコンオイル挿す。
1時間位回しているとやはり『キュ、キュ』と少し鳴るが、2時間程回してもそれ程酷くならない(それ以上の時間は恐くて試してない)。
念のためカウンターのベルトは交換。
メカはバラさず・・・メカを停めているネジを外し少しズラしたが、あとは隙間からKD-A6の時のようにねじり混んで交換。
どうも電源入れてからすぐの再生が立ち上がらないのはプランジャーが一押し足りていない感じ。
巻き戻しや早送りを一瞬でも動かしてから再生するとそこからは普通に動く。
10分くらい電源切って休ますとまたすぐには動かない。
お手上げです。
スピードはモーター裏の穴に−ドライバー突っ込んで調整。
精密ドライバーより少し大きい位でないとハマらない。(それが当初判らなかった)
そして手応え感が薄く回し具合が掴み難い。
再生は・・・・ANRS/OFFなら普通。
ANRS/ONだとノイズリダクション以上に音が篭る上、Lのレベルが明らかに下がる。
どこかパーツが劣化しているかANRSのチップがもうダメ?
Lの再生レベルを調整してみたが、ANRSのON/OFFに関わらず変わってしまうので無駄だね。
素に再生してもR側のメーターが弱い感じで僅かに上げる。
文章ではそれだけだが、幾つかのデッキで録ったテープとミュージックテープを15本くらい何度もかけまくりで強弱を見る。
これに計4〜5時間使っている。
(中には耳で聞いているのとメーターのふれが全然一致しないのも有って・・・)
底面からの画像がネットで見つからなかったので上げてみる。
ちゃんとしたシャーシに基板やメカが取り付けられているから底板が外せる。昔は金かかっているね。
電源部の基板が少し欠けていて、そこがジャンパされている。
老眼で細かい所は見えない・・・ハンダクラックとか有るか?
(作業用ルーペ買わないと・・・)
左端の可変抵抗がメーターの調整用。(手前がR)
奥の→は可変抵抗は再生レベルっぽい。(左がL)
つー事は真ん中のは録音レベルかな?
結局、多少良くなったがジャンクレベルのまま。
ちなみに録音は動作以外試してはいない。
しょうがない、KD-A5は捨てなきゃならない時までオブジェかな?
昔のカタログや取り説仕舞っているファイルを見直したらKD-A5の取り説が出て来た。
まだ残っていたのに驚き。
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