ちょっと不愉快
昨晩、地元のシネコンで23時上映での「この世界の片隅に」を見に行って来た・・・疲れました。
これほど全編不快感を持ってみた映画は無いわ。
すべてが歪な世界感に包まれている気がします。
今まで無かったと言えばアレだが、悲壮感みたいなのが無いですね。
ヌルい部分と戦争の現実の部分がバランス取れてなくて。
おそらく主人公と同年代くらいの人ってもう生き残り少ないし、こういう映画は見ないだろう・・・見せれないね。
怒ると思う。
多分劇中の従妹の子供がお袋と同じ歳位なんではないかと思う。おれもお袋には見せれない。
比較的裕福な方だったと思うが、道ばたのタンポポがおかずとか、ダイコンの葉が有ったらごちそうだったなんて言ってるもの。
米軍機の機銃掃射から隠れ、外に出てた近所の人が射たれて死んだとも言っていたし、空襲で弟死んでいるし。
長野の山間に住んでいた伯母さんですらタンポポ食っていたぐらいだもの(野草はいくらでも有る所だが)。
だから劇中の生活みたら『ヌルい!!』って怒るね、きっと。
ちなみに年初め消防出初め式いった時、実地の演技見終わってから
「空襲に対しての消化訓練したっけ・・・」とかお袋が言い出して呆れたわ(笑)。
あと、常時首かしげているような主人公が不自然で不快。
最後に子供連れ帰っていくけど、冷静に見ると子供さらっているよね?(納得出来る客への説明が無い)
むしろ戦後の話をした方がドラマになったかも?
と、いう事でひねくれた感想でした。
先日アニメプロデューサーと飲んだときも「昔から見ていると20〜30代の人と同じ視点で見れないよね〜」って言われた。
その通りだわ。
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