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2016.05.14

パディスコ GF-X0 TRK-5050修理

治してみます。
トータル半日作業×2位。
もう色々必死で画像を撮る余裕がありませんでした。
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裏からネジ4つで取って、コード2本(アース?とアンテナ)外せば裏面は外せる。
(裏面外すとキャリハンもぬける)

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テープ部の基板をネジ4つ外して開けてみるとベルトは溶けて切れてます。

表の方にもベルトが有るはずなのでメカを外してみる。
コレが難しかった。
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知恵の輪のようになんとかメカを抜き出す。

2本のベルトは切れてはいなかったがノビノビユルユルなのでも適当なヤツに交換。
カウンターベルトはカウンターを外さないと取り替え出来なかった。
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中華のテープ修理用のベルトセットが役立った。

裏面に戻ってメインのベルト交換。
最終的には80mm×0.8?を使っているが、他のベルトも試している。
テンション上げるため70mm×1.2使ったら動かなくなった。
80mm×1.2使ったら再生は出来たけど音がユラユラ・・・で、80mm×0.8に行き着いた。
殆ど元に戻さないと動作確認が出来ないので面倒です。

と言っても早送りが出来ません。
(巻き戻しは再生しながらのレビューもOK)
テープ無しでスイッチ入れると巻き取り軸は断続的に動いている。
カスッてはいるようだ。

で、こっちの基板動かしてて、あちこちのコードが切れる。
コード細いし、以前治されたっぽい所も多い。
後で判ったけどカプラ接続って一カ所もなく全部ハンダ付けね。
(更に後からヤバそうな所はグルーで補強)

早送りNGは放置でラジオの方に移る。
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透明パネル引っかけを見つけ外そうとするが片側が取れない・・・このまま続行。

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矢印方向には比較的スムーズに動くが逆には戻らない。
(でもチューニングは出来て選局する)

受信は出来るが、周波数表記がどこか空回りして動かない事多数。
スピーカー側の基板を外して・・・外れない!!
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浮かしてすき間から中の様子は見る。
予想以上複雑にワイヤが通ってチューニングしているみたい。
ここも一旦諦める。

早送りが出来ないのはここ辺りのプーリーの関係だろうと思い出しテープ部のメカを出そうとするが今度は取り出せない。
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・・・・1時間程格闘して諦めました。余計に壊したく無いし。
この間も再生や巻き戻しが出来なくなってスッタモンダしています。
どうもテストに使っていたテープの巻き絞まりだったみたい。
巻き絞まりなんて言葉自体なんか懐かしい・・・。

まったく改善出来ないので再度ラジオの方を様子見。
とにかく片側に送る時に空回りする原因を探す。
基板を止めているネジを緩めると問題無さそうに動く。
どこか押しつかっている?
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苦心して基板を外しました。
(戻すのも大変だった)

周波数のロールは空回りした後に強引に指で回して戻すの繰り返し。

あるプーリーの根元が経年変化で歪んでギアの噛み合わせが悪くなっているような感じ。
しかし対処しようも無い。とにかくプーリーやギアの根元にシリコンオイルを刺しておく。(ワイヤーには付けないように)

基板を外した状態だなら周波数のロールは問題なく動くが、本体にネジ留めすると動かなくなる。
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どのネジを付けると動作に問題が有るか検証・・・一カ所絞め込むと間違い無く問題が出る所を見つけたので
そこはプラワッシャを挟んで浮かし、ネジも軽く締め込むだけにした。
(矢印の辺り)

この検証作業だけで3時間位ドタバタしていた。

でもちょっと雑に扱うと空回りするので気を使う。

何かボロボロなゴミが絶えないなぁ・・・って思っていたら、マイク収納部の裏側にスポンジが有ったようで劣化して崩れてました。
これはバラさなきゃ見えない所だから気が付かなかった。

早送りは諦めて戻します。
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最後に電池ブタのスポンジを張り替えて電池での動作を確認。

終了〜〜。
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キャリングケースも付けて元通り。

懐かしいとは思わない・・・むしろ小6からズッと手元に有る感覚。
あとからヘッドホンで聴いてみるとテープ/ラジオとも“ブ〜〜ン”ってハム音みたいなのが載っている事に気が付く・・・が、放置!!
だって治せないもの。もうそういう物だと・・・。
あと最初から気が付いていたが、スピーカーからの音量が小さい・・・決して聞けないレベルじゃないのだが、普通は真ん中位にボリューム上げたらウルサいレベルだと思うが、MAXまで上げてもそこまでのレベルじゃ無い。
それが正解なのか壊れているのか判らないけど。
ここまでやって早送りが出来ないのは悔しい。

音質云々は語るレベルの物じゃない。
小6の頃は有る事は嬉しかったが、聞くという事では全く満足していなかった記憶は有る。

もうちょっと待ちゃステレオラジカセの時代になったんだけど、これはもう生まれの不幸なんで仕方ない(笑)。
実家にはコレで録ったカセットテープがまだ残っているはずなので探して来る。


追記
作業中のテストは長くて2〜3分だったから気が付かなかったが、5〜10分位でテープが止まる。
モーターやベルトのせいかと思ったらそういう時はラジオも入らない。
どうも内部の通電に問題が有る模様。
途切れっぱなしでなく自然に復活する事も有るのでわけが判らない。

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