ナショナル SL-N15

ナショナル　レコードプレーヤー　SL-N15　「電源は入る　動かない」ジャンク
1984年5月発売　￥29800らしい。

珍しいナショナル製だ。
ベルトドライブなんだが、フィノイコ内蔵のリニアトラッキングって事でついつい・・・

透明カバーに小傷は多いが、深いのは少なくて奇麗になりそう。
足も千切れたりはしていない。

動かない原因は見るからにベルト切れ。

最悪はカートリッジだけ取っちゃえば・・・・。

ちょっとカンチレバーが寝ている感じでそのままだとカートリッジが盤面に擦りそう。

針先はしっかり残っているので少し戻して取りあえずは使うつもり。

ターンテーブルが外れない・・・シングルアダプタに隠れEリングで停めてあった。

テクニクスのこの手のはシングルアダプターが外し難いのだが、コレは引っかけツメにひと工夫あるな。
折れ難くなっている。
他のもコレにしてくれたらイイのに。

ターンテーブルのベルトは腐って張り付いてました。
ベルトは他のジャンクから移植。
二つ折り30cmといつものテクニクス関係と同じ。

ターンテーブルを外した図。

フタのメカ部を開ける・・・まずはカバーを取る。
SL-Q6なんかと同じ構造の左右のプラビスを取り、ゴムのささえ（？）を千切らないように外す。

メカの所を外したいが・・・横の引っかけだけかと思ったら、下にネジ3つ停まってた。

あ〜特に問題無さそう。

アーム動かすプーリーベルトはユルユルな感じだがまだ生きていた。
いつもの直径25mm×1.2mmだが同じサイズに変えても何かユルユル・・・
なんか不安だから1.6mmに交換しました。

周辺のグリスは軽く拭き取ってシリコングリスに塗り直し。

そんな合間に透明なカバーもしっかり磨きます。
大きい＆深い傷は無かったので、比較的に簡単にすませた。
かなりの部分はコンパウンドだけで目立たなくなりました。

元に組み立て中。

回転数のチェック。

ベルト交換だけではまったく回転が合ってない。

調整部は底からもアクセス出来るが、今回はターンテーブルのシートめくるだけで調整部にアクセス出来るから表から。
3回程弄った所で33／45回転とも合った。

ちゃんと動作確認＆視聴。

何も問題は有りません。音は出ます。

フォノイコONで外部入力に付けて再生したけどそれも問題無い。
作業終了。

奇麗になりました。

※追記
後日プーリーベルトを直径22mm×1.2mmに換えました。
滑りは無かったが、緩みが異音の原因になっているようでキツ目にしました。
全く問題なくなりました。