PX-E800
アイワ PX-E800。
ベルトドライブのフルオートプレーヤー。
聞けるけというジャンク¥2000+税。取り説付き。
1993年発売で定価1万程度・・・らしい。
フォノイコライザー内蔵って事でフォノ入力端子のないラジカセやミニコンポでも接続出来るのがミソ。
そんな事で買ってしまった。
針も付いているからすぐに聞けるし。
オーディオテクニカの針が付いてる。まだ互換針が買えるようだ。
確かに動いたし聞けたが問題大有り。
スタートボタンが効きません。
アームをボタンで上げて手動で掛ける。
曲が終わるとアームが上がって戻るのだが、上がり量が足りず“ブビビビビ〜”とレコード面を擦りながら戻った。
こりゃイカンわ。
アームピポットの調整をしたがどうもそこが問題では無さそう。
開けるしか無いですね。
まぁー、シンプル。
ターンテーブルもプラだし。
何か微妙にズレているパーツが有る。
根元にかなり強力なスプリングがはまっているが、何かずれてるし、なおしてもすぐにずれる。
あー、なる程。A所が折れているんだね。
本来はBのように表面の方で停まっているんだ。
経年劣化で強力なスプリングの力に耐えられなかったのね。
奥のように先割れのツメが表面に出て停めていたはず。
このパーツがちゃんと付いて動かないとアームの上下量も出せないのが判った。
スタートボタンも機能しない。
割れている所に表からタッピングネジを差し込んで無理矢理停める。
1個目のネジでは失敗してもう無理かと思ったけど、少し長めのタッピングネジで停まった。
絞め過ぎると機能しないし、絞め方が足りないとユラユラして最初と同じで機能しないから微妙でした。
こんな感じに表から停めている。
何回かスタートストップのテスト。
アームが戻る時盤面を擦るような事は無い。
一応大丈夫そう。
もしネジが外れたら先のパーツに穴をあけてネジ止めだな。
重たいスタビライザーを載せても再生は出来た。
ただターンテーブルベルトがもうヘタって来ているようで、微妙に回転数が遅い感じがする。
(ベルトを触った感じ、もう弾性が無いな)
ちなみにベルトサイズは31cm-4mm。
プーリーに幅が有るので一般的な5mm幅でも大丈夫そう。
気になったからストロボスコープで確認。
うちには普通の蛍光灯はキッチンか作業机の予備のランプ位しかないので面倒です。
33回転は正常。45回転のみちょい遅れている。
底面からモーターの調整穴にアクセス出来るので微妙に動かしながら動作チェック。
なんとか両回転とも正常になったと思う。
でもまぁベルトは早めに換えた方がイイかな?
あ、イコライザーONでAUX端子にも繋いで再生してみた。
当たり前に音は出たが、今まで無い経験なのでちょっと感動(笑)。
このプレーヤーが複数ドフに売っているのを見ているが、
動作不良はココがダメになっているのが多いんじゃないか?
交換針とベルトの予備の確保にジャンクを買ってくるのも手だな。
コレはラジカセしか無い弟に余っているレコードと一緒にあげる予定。
« 無題 | Main | いつもの付き添い »
Comments